- 維新の攻勢、対する自民 N国は? -
東大阪市議会銀選挙は、定数38に対して52名が立候補する激戦となりました。
大阪都構想を掲げ、国政選挙でも勢いに乗る「維新」が勢力を拡大を目指し候補者を多数擁立、対する自民党大阪府連は都構想反対姿勢が後退、公明党は賛成に転じています。東大阪市は都構想の対象ではありませんが、大阪における維新の攻勢はどうなるでしょうか。また、「N国」が山形県天童市に続き議席を獲得できるかも焦点です。
下表は、候補者を党派別にわけて、それぞれの候補者の得票数と順位を、今回選挙と前回2015年選挙とを比較したものです。
オレンジセル は当選、 グレーセル は落選、「―」は不出馬で、得票数の横の丸数字は得票数の順位です。

注目の維新は現有7議席に対して12名の候補者を擁立しましたが、結果は1議席の増にとどまり、一方の自民党は新人4名が当選するなど、自民党系無所属の方も含め2議席の増となりました。大阪の自民も負けてはいられないというところです。公明党は現有10議席を守りました。なお、N国も6割程度票を伸ばし、最下位ながら議席を獲得しました。
これに対し、共産党は候補者を現有議席の6に絞りましたが、当選は4と2議席減となり、前回選挙に続き議席を減らしています。
自公維の健闘に対して共産党が埋没したという構図ですが、問題なのは投票率が38.91%(前回45.52%)とかなり低下していることです。このような投票率では候補者が固定的な(確信的な)支持層や支持団体を持っているかどうかだけで当落が決まります。当然ながら広く市民の声を拾うことは期待できず、場合によっては地方議員の不要論につながりかねません。「無党派層は寝ていてくれればいい」発言が問題になったのは森元総理ですが、選挙の基本である「自分たちの政策を訴えて賛同者を増やす」という活動で投票率をアップさせるさらなる努力が党派を問わず求められます。