- 市政刷新へ新人乱立 立憲、維新、N国も参入 -
上尾市では、2017年10月に(当時の)現職市長と市議会議長が不正入札で逮捕されるという衝撃的な事件がありました。その後も、2019年6月には、元市長、市議会議長(当時)、現職議員、市長や市職員を巻き込む公金不正支出疑惑が発覚し、百条委員会が設置される中での選挙となりました。
このためか、市政刷新を訴える若手新人などが多数立候補、定数30を11も超過する41名の争いとなりました。また、立憲、維新、N国も議席獲得を目指して参戦し、大混戦の様相です。
下表は、候補者を党派別にわけて、それぞれの候補者の得票数と順位を、今回選挙、2017年補選、前回2015年選挙とを比較したものです。
オレンジセル は当選、 グレーセル は落選、「―」は不出馬で、得票数の横の丸数字は得票数の順位です。

保守系無所属のベテラン議員の苦戦が目立ち、現職3名が落選、当選の方も票を減らしています。一方で、同じ保守系会派所属の無所属現職でも、一期生は自民党の推薦を得たこともあってか堅調に票を固めています。また、保守系無所属の新人は2名の当選にとどまり、党公認・推薦を得ている新人が7名当選したのと明暗を分けました。
党派別では、公明党は現有5議席を守り、共産党も5議席を確保しました。ただ、共産党は前回の上位当選者(県議転出)や不出馬のベテラン現職が前回獲得した票を、新人などで十分に受け継ぐことができておらず、党全体としては票を減らしています。
国民民主党は、2名の現職を公認、2名の新人を推薦という体制で臨みましたが、現職1名が落選となりました。立憲民主党、維新の会、N国党はいずれも新人が当選、議席を獲得しました。
不祥事を踏まえて市政刷新が有権者に意識されたためか、ベテランから若手へ、旧来の保守系無所属から政党系や市民派へ、という新旧交代の流れがみえる選挙となりました。